RDSがよくわからなくてお困りではないですか?
この記事を読めば、
- RDSに関する公式サイトなどの情報が読めるようになる
- RDSを利用したアーキテクチャにおいて、RDSの役割がわかるようになる
- RDSとAuroraの違いが理解できる
ようになりますよ!
以下の記事では、AWSを無料で勉強する方法をまとめているので、あわせて参考にしてください。
上記の記事でも紹介していますが、侍テラコヤではRDSの解説動画が無料で視聴できるので、ぜひご覧ください!
また、以下の記事ではAWSを学べるスクールを紹介しています。
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現役エンジニアのエンジュニアです!
「AWSを学び始めたけど難しい!」とお悩みのAWS初心者の方のために、AWS初心者が最初に押さえておくべきポイントを図解でわかりやすく解説していきます!
はじめに:RDSで初心者が押さえるべきツボはこれ!
はじめに、RDSで初心者が押さえるべきポイントをまとめておきます。
今はよくわからなくても、この後詳しく解説していくのでぜひ最後まで読んでくださいね!
- RDSとは AWSでリレーショナルデータベースを扱うためのサービス!
- RDSのメリット 面倒な設定をAWSにお任せできるので簡単にデータベースを設置できる!
- RDSのデメリット AWSにお任せの部分は、独自のカスタマイズができない!
- RDSとAuroraの違い AuroraはRDSで選択できるデータベースエンジンのひとつ!
RDSとは?
RDS(Relational Database Service)とは、AWSが提供するマネージド型のリレーショナルデータベースサービスです。
ここで難しいキーワード「マネージド型」と「リレーショナルデータベース」が出てきましたね。
でも安心してください。
これらの用語についても初心者でもわかるように説明します。
マネージド型とは?
AWSにおける「マネージド型のサービス」とは、「面倒なことをAWSにお任せできるサービス」ってことです。
例えば、「洗濯機を購入した場合、電気屋さんに面倒な設置作業をお任せ」できますよね?
これはある意味、「電気屋さんは(家電の)マネージド型サービス」といえます。
実は、リレーショナルデータベース(後で説明します)を自前で用意しようと思うとかなり大変です。
専門的な知識や時間や費用といったコストがかかってくるんですね。
しかし、RDSを利用することで、それらの面倒な作業から解放され、開発者はデータベースを利用するアプリケーションの開発に集中することができます。
リレーショナルデータベースとは?
リレーショナルデータベースとは、「テーブル形式で」データを保存しておく場所のことです。
「テーブル形式」というのは、Excelみたいな表をイメージしてください。
例えば、「社員」というテーブルを作成して、社員の名前や性別、年齢や所属をまとめたデータを保存することで、データをわかりやすく保存できます。
そして、このようなテーブル形式で保存したデータを利用するシステムを開発する場合、リレーショナルデータベースを利用します。
RDSを利用する目的
以上を踏まえると、
「データの保存先としてリレーショナルデータベースを利用したいけど、面倒な管理作業はしたくない!」ってなときに利用できるのが、「マネージド型のリレーショナルデータベース」であるRDS
なんです。
もっと簡単に言うと、AWSでお手軽にリレーショナルデータベースを使いたいときはRDSを使います。
ちなみに、データベースは上記イラストのように、ドラム缶のような円筒で表すことが多いです。
RDSの機能と基本用語
RDSで初心者が押させておくべき、以下の基本用語を説明します。
- Aurora
- リードレプリカ
- スナップショット
Aurora
Aurora(オーロラ)とは、RDSで利用できるデータベースエンジンのひとつ。
データベースエンジンというのは、データベースのソフトウェアのようなものです。
例えば、同じブラウザでもSafariやGoogle Chrome、Edgeなどがあるように、データベースにもいろいろな種類のソフトウェアがあります。
つまり、Auroraはリレーショナルデータベースを利用するためのソフトウェアの種類のようなものです。
ちなみに、AuroraはAmazonが独自に開発したデータベースエンジンで、MySQLとPostgreSQLという一般的に用いられているデータベースエンジンと互換性を持ちつつも、数倍の性能を持ったデータベースエンジンです。
よく、
RDSとAuroraは何が違うの?
という質問を見かけます。
先ほど説明したように、RDSで利用できるデータベースエンジンのひとつがAuroraであって、そもそも比較対象ではありませんのでお気をつけください。
リードレプリカ
データベースを利用する場合、データの保存や更新である書き込み処理と、保存されているデータを確認する読み込み処理があります。
RDSのリードレプリカとは、メインのデータベースを読み込み専用としてコピーしたものです。
リードレプリカを利用するメリットは以下の通り。
- 書き込み処理と読み込み処理を分けることで、メインデータベースへの負荷を分散する
- メインデータベースに障害が発生したときに、リードレプリカが自動的にメインデータベースに切り替わる構成が可能
このように、リードレプリカを利用することで、障害に強い構成にすることができます。
ただし、リードレプリカを利用する場合はそれだけ料金がかかってしまうので気をつけましょう。
スナップショット
RDSは、手動または自動でデータベースのバックアップを作成することができます。
この、データベースのバックアップがスナップショットです。
もし何らかの原因で、データが消えたりおかしくなってしまった場合に、スナップショットからデータを復元することができます。
RDSでは、好きなタイミングに手動でスナップショットをとることもできますが、事前に決めたタイミングで自動的に取得するように設定することも可能です。
例えば、毎日0時にスナップショットを取得するようにしておけば、その日に何かあっても、0時の時点に巻き戻すことができます。
RDSのデメリット
最後に、RDSのデメリットについても触れておきます。
RDSのデメリットはいくつかありますが、代表的なものとして
データベースの細かいカスタマイズなどができない
という点があります。
なぜなら、「データベース管理作業をAWSにお任せしているから」なんですね。
面倒な作業をお任せしている反面、お任せしている部分は好き勝手触れないというわけです。
データベースの細かいカスタマイズを行いたい場合は、面倒ですがいちからデータベースを構築する手法を取るしかありません。
といっても、一般的なシステムであれば、RDSでできる範囲で十分かと思います。
まとめ
今回はRDSについて初心者がまずは押さえておくべきポイントを説明しました。
改めて、以下にまとめておきます。
- RDSとは AWSでリレーショナルデータベースを扱うためのサービス!
- RDSのメリット 面倒な設定をAWSにお任せできるので簡単にデータベースを設置できる!
- RDSのデメリット AWSにお任せの部分は、独自のカスタマイズができない!
- RDSとAuroraの違い AuroraはRDSで選択できるデータベースエンジンのひとつ!
RDSは、AWSでデータベースを利用する場合に第一候補となるサービスです。
データベースの知識がないと理解が難しいかもしれませんが、まずはイメージからつけていきましょう。
以下の記事では、AWSを無料で勉強する方法をまとめているので、あわせて参考にしてください。
上記の記事でも紹介していますが、侍テラコヤ
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